二宮金次郎の名言から学ぶマインドセット「積小為大」日本の心

二宮金次郎に学ぶ 積小為大

「二宮金次郎」という名前は、日本の歴史において特別な意味を持っています。彼はただの農業指導者や思想家ではなく、その生涯と教えは今もなお、多くの人々に影響を与え続けています。

この記事では、二宮金次郎の積小為大(せきしょういだい)の精神、逆境を乗り越えた努力、そしてその教えが現代社会にどのように適用できるかを探求します。彼の教えは、個人の生活や幸せ、成功についてだけでなく、ビジネス界、教育界、においても重要な指針となり得るのです。

二宮金次郎の名言や哲学を現代の視点で再解釈し、彼の教えが今日の私たちにどのような意味を持つのかを深く掘り下げていきます。

【この記事のポイント】

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  • 二宮金次郎の生涯と彼が直面した逆境
  • 二宮金次郎の名言「積小為大」のマインドセットとその意味
  • 二宮金次郎の名言や教えが、現代のビジネスや日常生活にどのように適用可能か
  • 冷夏が来る!天保の大飢饉「危機察知能力」の重要性
目次

二宮金次郎の名言に学ぶ 人生に成功するマインドセット

引用:報徳博物館HPより 二宮尊徳(金次郎)

2月でも灼熱で日焼けをする石垣島に仕事できています。

石垣島 北部の写真
石垣島の夕焼け

こんにちは。ブログ執筆者の塚田です。

今回の沖縄の石垣島出張は、農業生産法人や新しい貸別荘地の土地の見学、カフェの見学、農業生産品の見学、畜産業の打ち合わせなど忙しくしています。二宮金次郎のように、小さい事の積み重ね(積小為大)でがんばっています。

雑多な仕事が多数ですが、驚いたのは、2月でも日焼けをしてしまい、首が日焼けでヒリヒリしてしまったことです。紫外線スゴイ。。。

2月でこの日差しなので、寒いのが苦手な人は、みなさん日焼け対策はきちんとして、八重山エリア(石垣島など)に、是非、お越しください。絶対、沖縄本島よりも、石垣島の太陽の日差しは、さらに、きついと思います。。。(笑)

今は、気分転換を兼ねて、石垣島の離島ターミナル近くの、ホテルエメラルドアイル石垣島さんの2階のカフェ(ノマドワーカーのためのカフェで石垣島№1をとっていました)で、お仕事をさせていただいてます。

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とっても、落ち着けて、でも、にぎやかな繁華街まですぐ歩いていけるので、おススメです。(笑)

一人で別のビジネスホテルにいたのですが、椅子が悪くて腰がどうしても痛いので、気分転換になればと思って、ホテルエメラルドアイル石垣島さんに、お邪魔したのですが、面白いコンセプトでリノベーションされたホテルさんでした。絵本コーナーがあったり、おしゃれな写真集が売っていたり。

wifiが使えるところも助かります。

石垣島でPCで仕事がしたくなったらおススメの場所ですね。二宮金次郎ではないですが、小さなことをバカにせず、コツコツと。僕も南国のリゾート地で仕事に真面目に頑張っています(^^♪

今日の夜は、石垣島の宮良で建築中のリゾートヴィラ、貸別荘(その後、石垣島ザミヤラガーデンとしてめでたく開業)の現場に入っているスタッフと打ち合わせ兼、お食事会です。

もうすぐGW。殆どの沖縄、石垣地域のホテルは、結構、予約でうまり始めているんじゃないかな。今日は美味しいものを食べて、建設スタッフのみんなにラストスパートで頑張ってもらおうと思っています。

二宮尊徳の名言「積小為大」コツコツ積み上げたことは財産になる

二宮尊徳の思想や方法論は、「報徳」思想と呼ばれ、日本の歴史において重要な影響を与えてきました。

報徳思想は、万物に存在する良い点(徳)に着目し、それに応じて活用する(報いる)という考え方です。

この思想は、小田原藩主・大久保忠真が、二宮尊徳の方法を「論語」にある「以徳報徳」、つまり「徳をもって徳に報いる」と評したことから名付けられました。

この報徳思想や報徳仕法は、二宮尊徳の子孫や弟子たちによって受け継がれ、広く普及しました。この影響は明治時代から昭和時代にかけての多くの著名な財界人や実業家に及び、日本の経済発展に大きな役割を果たしました。

不思議なことに、物事や人物の良い点を見つけ、それを伸ばそうとした会社やチームやリーダーは成功しています。船井総研の創業者の船井幸雄さんは、経営コンサルタントとして「長所伸展法」として、別の角度から解説し、多くの会社のコンサルティングに役立てました。

例えば、日本を代表する実業家の渋沢栄一や安田善次郎、鈴木藤三郎、御木本幸吉、豊田佐吉といった明治の財界人や実業家は、報徳思想に強く影響を受けていることで知られています。

また、昭和時代を代表する経営者である松下幸之助、土光敏夫、稲盛和夫も、この二宮金次郎の名言や思想に触発されたことが知られています。

これらの日本を代表する大成功者は、二宮尊徳の報徳思想を実業に応用し、社会的・経済的な成功を収めました

彼らは、徳を積むことの重要性を理解し、利益だけでなく社会的な価値の創出にも力を注いだのです。このようにして、二宮尊徳の報徳思想は、個人の道徳的成長だけでなく、社会全体の繁栄にも貢献する哲学として、日本の近代史において重要な役割を果たしてきました。

大切にしたい二宮金次郎(尊徳)の名言と教え

二宮尊徳の「積小為大」(小さなことの積み重ねが、やがて大きなことになっていく。だから、日々、小さなことを軽視せず、毎日、小さなことを積み重ねていこう!という考え)

僕が大切にしたい考え方です。ちょっとずつでも頑張っていけば、1つの何か完成されたものができます。ちりも積もれば山となる、と同じですね。

この素朴な、努力が人間、なかなか続けられないのですが(笑)、でも、やはり1つの道、1つの自分が進むべき道を決めて、黙々と一心不乱にやり続ける。非常に大事だと思うのです。

二宮金次郎(生誕 天明7年 1787年9月4日~死没 安政3年 1856年)は江戸時代の日本の農業指導者、思想家、経営コンサルタント(農業経営指導)で、彼の生涯、彼のしてきたことからは、沢山の大切なことが学べます。

1人の懸命に頑張ったすごい人間の物語です。

もしあなたが旅行などで、熱海や箱根や神奈川、横浜にドライブや旅行に来る方は、小田原に金次郎の報徳二宮神社報徳博物館があるので(金次郎は小田原出身)、是非、足を延ばして、御一泊、ごゆっくりとご覧ください。

きっとあなたや、あなたのご家族様のためになるはずです。。。

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至極の名言から学ぶ 二宮金次郎の強烈な成功哲学と素朴な教え

逆境をはねのける努力と継続性

二宮金次郎は、小さい頃の家の没落、父の死、貧乏などの逆境をはねのけ、常に努力を惜しまない姿勢を持っていました。

彼の成功は、この、何度踏みつけられても強く生きようとする雑草のような、しぶとい、あきらめない、努力、姿勢、生き方、信念、決断、行動よって支えられていました。

農作業を行いながら読書をする(真理を求めて、運命を切り開いていこうとする姿勢)という彼の姿から、一つの事に打ち込み、自分の人生を豊かにする姿勢、「今」を「未来」につなげようとする姿勢などから、逆境をはねのけ、きちんとした生活ができるように努力し続けることの大切さを学び取ることができます。

二宮金次郎の姿からは、ビジネスマンには目標に向かって、勉強しながら努力し続けることの大切さ。

主婦には家事や子育てにおける持続的な努力の価値。

子供には学業や趣味における継続性、諦めない姿勢の重要性などを学ぶことができます。

小学校にも二宮金次郎の銅像がよく、たっていますね。

自己啓発 常に真実や解決方法を求め続ける金次郎の情熱

二宮金次郎は生涯学習者で、自身の知識を広げるために常に学び続けました。

彼の苦しみや悲しみ(貧乏、没落、父の死、家族離散など)が、反動となって、どうしても真実や解決方法を求め続けたのだと思います。

彼のこの成功の秘訣である「向上心」、「懸命に生きる姿勢」は、現代人である私たちに、と~~~っても参考になるものです。学生の学問に望む姿勢だけでなく、大人にとっても、専門知識や技術やスキルの修得などにも、適用可能です。

まねして、あなたの人生に活かしましょう!

あるときは、身を寄せていた親戚のおじから、油の日がもったいないとの理由で、夜中の読書を非難された金次郎は、自分で堤防にアブラナを植え、それで菜種油を取って燈油としました。

人々にはそれぞれ長所もあり、短所があるのは仕方がない。相手の長じているところを友として劣っているところは友としてはいけない。人の短所を捨て、長所を友とするのだ。

二宮金次郎の名言

節約と倹約

二宮金次郎は、必要最小限の物で生活し、適切に物を使うことを心がけていました。彼の生活は節約と質素な生活の大切さを教えてくれます。これはビジネスマンには企業のリソース管理、主婦には家計管理、子供には物の大切さと節約の価値を示しています。

僕たちも、ついつい無駄遣いやもったいない生活態度をついついしてしまいがちです。もちろん、たまの贅沢、美味しいものを食べたり、旅行に行ったり、好きなことをするべきだと思います。でも、普通の現代の人は、なかなか経済的に厳しいことも多いです。

やはり、普段は、「質素倹約」が一番です。

私が倹約を尊ぶのは、その後に活用することがあるからである。住居を簡素にし、服や食を粗末にするのは、資本を作り、国を富ませ、万人を救済するためである。目的があるのが倹約である

二宮金次郎の名言

自然との共生。危機察知能力

二宮金次郎は農業を通じて自然との共生を体現しました。自然環境を尊重し、持続可能な生活を送ることの大切さを教えてくれます。また、農業に精通していたため、事前に、大きな飢饉の襲来も予測し、多くの農民を救っています。

尊徳の有名なエピソードがあります。

ナスを食べたところ、まだ夏の前なのに秋のナスの味がしたことから、その年は冷夏になることを予測。危機回避、飢餓回避のために、急いで村人たちに指示して冷害に強いヒエを大量に植えさせた。

尊徳が予測した通りその年は冷夏となり、天保の大飢饉が発生したが、金次郎が農政指導した桜町ではヒエの蓄えが十分にあったおかげで餓死者が出なかったばかりか、余分のヒエを周辺の村々にも分け与えることができたという。

引用:wikipediaより

ヒエ(ひえ)という穀物は、二宮金次郎が冷害に備えて農民に推奨したと言われ、天保の大飢饉を救ったとされるほどの素晴らしい植物です。以下にその素晴らしさと、現代人がヒエを取り入れるべき理由を説明します。
耐寒性・耐乾性: ヒエは寒冷な気候や乾燥した土地でも生育する能力があります。これにより、気候変動による不確実な天候条件下でも安定した食料生産が可能となります。

栄養価の高さ: ヒエはタンパク質、ビタミン、ミネラルを豊富に含み、特に食物繊維が高いことが特徴です。これらの栄養素は健康維持に不可欠で、バランスの良い食事に貢献します。
多様な利用方法: ヒエは様々な料理に使用できます。粥、パン、スナックなど、多様な食品に加工できるので、食生活の多様化に貢献します。

生物多様性の保護: 現代の農業はしばしば特定の数種類の作物に依存していますが、ヒエのような伝統的な作物の栽培は生物多様性を維持し、リスクを回避するのに役立ちます。
環境への影響が少ない: ヒエは比較的少ない水分で育ち、肥料や農薬の使用量も少なくて済むため、環境への負荷が小さいです。これにより、持続可能な農業の推進に貢献します。

以上の点から、ヒエは多くの利点を持つ穀物であり、現代の食生活や農業においても非常に重要な役割を果たすことができます。天保の大飢饉の際に重要な食料源となったように、現代でも食料安全保障や健康な食生活のために、ヒエを積極的に取り入れる価値があります。

誠実にして、はじめて禍(わざわい)を福に変えることができる。術策は役に立たない。

二宮金次郎の名言

日本人に必要な「経済なき道徳は戯言であり、道徳なき経済は犯罪である」

尊徳生誕の地の小神奈川県田原市の報徳二宮神社の尊徳像には、

「経済なき道徳は戯言であり、道徳なき経済は犯罪である」

という尊徳の名言が掲げられています。

いくら綺麗ごと(道徳)を言っても、お金(経済)がないとどうしようもありません。また、逆に、道徳がない経済(経世済民:政治経済、ビジネス)は犯罪というわけです(笑)。

尊徳は小さいころに、小田原の酒匂川の氾濫や父の農業経営、人間関係の失敗、父の死などで、貧しさにあえぐようになりますが、そこから勉強を重ね努力を重ね、ついには小田原藩、江戸幕府につかえるようになります。

生家の自然災害、貧乏、父の死、家族の離別、色んな困難を乗り越えた金次郎は、僕たち日本人のお手本にする人なのかもしれません。

思想家の内村鑑三が「代表的日本人」として挙げた人物は、以下の5人です

  • 西郷隆盛 – 幕末から明治維新にかけて活躍した薩摩藩の武士であり、明治政府の要職を歴任しました。彼は、新しい日本の創設者として尊敬されています。
  • 上杉鷹山 – 米沢藩の改革藩主として知られ、藩政改革を行い、民衆の生活向上に尽力しました。
  • 二宮尊徳 – 農政家、思想家として知られ、勤勉と倹約を説き、報徳思想を広めました。
  • 中江藤樹 – 儒学者であり、幕末における思想・教育の分野で影響力を持ちました。
  • 日蓮 – 鎌倉時代の僧侶で、日蓮宗の開祖として知られています。厳しい時代の中で、自身の信念を貫き、多大な影響を与えました。

これらの人物は、それぞれが異なる時代、異なる立場にあったにも関わらず、信念に生き、時代を超えた影響を残した点で共通しています。内村鑑三は、彼らの生き方を通して、信念を持ち続けることの重要性や、真の「代表的日本人」が持つべき価値観とは何かを示したかったのです

【まとめ】二宮金次郎の至極の名言。学び、コツコツ行動して豊かになろう

「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳は寝言である」もいい言葉です。

今に集中して、足元を見て、一歩ずつ。積小為大も大切です。

どんな職業も、どんな経営者もセールスマンも、サラリーマンも同じです。副業でブログなどを頑張る人も同じです、日々の小さな積み重ねが大きな幸福をあなたの人生にもたらします。

僕も、セールスマン時代には、毎日300件電話営業したり、毎日100件飛び込み営業をしたり、生き残るために、涙ぐましい努力をしていました(今の時代、それがいいとはいいませんよ(笑))。

あなたのやるべきことを、毎日、積小為大で頑張りましょう!金次郎は少なくとも、そうやって、自分の人生を開拓して、開運させました。今の貨幣価値で、金次郎の死んだときの遺産は

毎日の小さな積み重ねが、あなたを遠くの夢まで、連れて行ってくれるかもしれません。

私の本願は、人々の心の田の荒廃を開拓していくことである。天から授けられた善の種である仁義礼智を栽培し、善の種を収穫して、各地に蒔き返して、日本全体にその善の種を蒔き広めることである

二宮金次郎の名言

【この記事のまとめ】

  • 二宮金次郎は江戸時代の農業指導者で思想家
  • 逆境を乗り越えて努力し続ける姿勢が特徴
  • 小さなことを積み重ねる「積小為大」のマインドセットを持つ
  • 農作業と読書を並行して行うことで知られる
  • さまざまな困難に直面しながらも、常に前向きに努力
  • 二宮尊徳の教えはビジネスマン、主婦、子供など幅広い層に応用可能
  • 節約と質素な生活を大切にした生き方
  • 自然との共生を重視した農業指導
  • 天保の大飢饉時に冷害に強いヒエの栽培を推奨 危機察知
  • 仕事で辛い時には、二宮金次郎の教えを思い出そう
  • ブログなどの副業や仕事も、何事も積み重ねが大事。あきらめてはならない。
  • 現代人は、今一度、二宮金次郎の教えの重要性と開運方法を学ぶべき

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