「起業してみたいけれど、何から始めればいいのか分からない」「資金がどれくらい必要なのか不安」「なんだか起業自体はしたいけど、自分にできるかどうか不安だ。。。」などと感じていませんか?
また、「自分に起業の才能があるのか」「実際、起業のアイデアが浮かばない」と悩む方も多いでしょう。起業は決して特別な人だけができるものではなく、正しい知識と戦略があれば、誰でも挑戦できるものです。
しかし、現実には多くの人が最初の一歩を踏み出せずにいます。事業を始める前の準備が不足していたり、成功するための考え方を知らないまま突き進んでしまうことが原因で、失敗に終わるケースも少なくありません。特に、資金計画や市場リサーチを怠ると、せっかくのビジネスチャンスを活かせなくなってしまうこともあります。
体(てい)のいい魅力的なフランチャイズを始めたはいいけど、1年もたたずに失敗した。。。なんて事例は、この起業界隈ではよく聞く話です。
スポンサーリンク
そこで本記事では、起業に必要な基礎知識を分かりやすく解説し、「ファーストステップ:起業に向けて、まずやるべきこと」「起業資金はいくら必要か?小さく始めて大きく育てるべきか?」といった疑問などに答えていきます。さらに、「起業に向いている人の条件」「起業のアイデア不足の突破口」などの重要ポイントを押さえ、起業に成功するためのノウハウを徹底解説します。
また、「成功業種の選び方」「営業力で売上を伸ばすコツ」などの実践的なアドバイスも紹介。ビジネスの拡大に必要な「0から1、2、3。あなたのビジネス、事業拡大へ向けた流れ」まで、体系的に学べる内容となっています。
この機会に、ぜひ最後までお読みいただき、あなたの起業の夢を実現するための第一歩を踏み出してください。
- 起業のファーストステップ:何から始めればいいのか、具体的な行動の流れがわかる
- 資金計画とリスク管理:どれくらいの資金が必要で、どうすればリスクを抑えられるのかを理解できる
- 成功するためのスキルと考え方:営業力やアイデア発想法、事業を拡大するための思考法を学べる
- 一人起業のリアルと成長戦略:実際に起業した人の事例をもとに、継続的に成長するポイントがわかる
起業するために必要な事【基礎編】
- ファーストステップ:起業に向けて、まずやるべきこと
- 起業資金はいくら必要か?小さく始めて大きく育てるべきか?
- 起業に向いている人の条件 起業家の性格、人間性、能力、運???
- 起業のアイデア不足の突破口
- 女性起業家が押さえる起業の要点
ファーストステップ:起業に向けて、まずやるべきこと
起業の第一歩と聞くと、資金調達や商品開発など、大きなことばかり想像してしまいがちです。けれども、そこに至る前に「本当に自分は何をやりたいのか」をはっきりさせることが大切です。いきなり大きな事業計画を練り上げようとすると、かえって頭の中が真っ白になるもの。無理に背伸びをして始めても、ストレスで大変になるばかりか、大きな失敗もしかねません。
そこで、気負わずにできる最初の一歩をいくつか紹介します。
自分の思いを言葉にする
白紙のノートを1冊用意し、自分が「こうなりたい」「こんな世の中にしたい」という思いを書き出してみましょう。箇条書きでもいいので、頭に浮かんだイメージを整理するのが目的です。たとえば、「人の時間を節約するWEBサービスをAIでつくりたい」や「地元のこの特産品の魅力を世界に届けたい」といった、ほんの小さなアイデアでもOK。形にするには早い段階から言葉にしておくと、次の行動が明確になります。
うまく行っている人や、うまく行っている商売を真似るのも大事かもしれませんが、人と同じことをすればするほど、希少性が無くなり、ビジネス上の旨味もなくなってくることもあります。
まずは、シンプルな思いやアイデアを書いてみましょう。自分がやるべきことが決まっている方たち、例えば、美容院で独立したい、住宅販売で独立したい、弁護士、税理士、社労士などの起業で成功したい方たちは、まずは、あなたの顧客をつかむことです。
有名な経営学者のピータードラッカーは、「顧客の創造」が経営にとって最重要と訴えています。
結局、個人の起業家も、大企業もこれにつきる。
— ツカダ社長@ざなまけものセールス研究所 (@namakemonosales) January 31, 2025
力がない個人起業家ならなおさらです。
私自身、自分へのいましめに。。。
ユニクロの創業者である柳井正氏は、ドラッカーの「顧客の創造」を実践した成功例として知られています。 @felo_ai #felo https://t.co/W4tBZFFiFR
顧客との関係性、つながり、ご縁を強化し、顧客をつくって参りましょう。あなたもご存知の通り、ブログやSNS、YouTubeチャンネルなども、新たな顧客開拓に有効です。
アイデアや、人に対する愛情がビジネスをつくりあげた株式会社ファンケル創業者池森賢二さんの話も有名です。
大学を中退後、結婚を機に都市ガス会社に入社
— ぴーたろ2.0 (@Ptaro_chan) May 20, 2024
↓
37歳の時に同社を退職
↓
仲間とともにアイデア商品の雑貨販売会社を起業
↓
2年で廃業
↓
事業失敗により6,000万円もの多額の借金を背負う
↓
兄が経営するクリーニング店を手伝い、
↓
数年後、なんとか返済にこぎつける
↓
↓
↓… pic.twitter.com/qYtGWfEqUF
孫正義の「アイデア発明できる方法」が有益。 pic.twitter.com/PLm2xa6tSE
— みるぼん@スモビジ (@milbon_) December 18, 2024
次々にビジネスを拡大するソフトバンクの孫正義さんの「アイデア発明できる方法」も有名です。
市場のニーズを肌で感じる
インターネットでたくさんの情報を集めるのもいいのですが、起業を目指す分野のお店や企業を実際に訪れてみると、意外な気づきを得られます。お客さんがどのように店員とやり取りしているか、何に満足しているか、不満はなにか――。その空気感を体験しておくことで、机上の情報だけでは見えてこない「リアルな課題」が見つかるはずです。
こちらの動画でホリエモンが一蘭(ラーメン屋さん)を絶賛していたので、それにつられて、お店に行ってきました。
— 長期投資家やぶっち (@yabbuchi_indeed) October 14, 2019
ホリエモンが言うとおり、ビジネスアイデア満載のお店でした。
自分が主催する投資勉強会でも活かせるアイデアがたくさんあり、参考にさせて頂きます。https://t.co/LTdyH4NGAo pic.twitter.com/xNKPYgU3xZ
ラーメン一蘭も、味も美味しいですが、アイデアの宝庫です。起業を志す人であれば、何か、感じるものがあるはずです。
相談相手を探してみる
一人で考え続けると、どうしても視野が狭くなってしまいがちです。そこで、身近にいる先輩や知り合いで「フリーランスで働いている人」「小さな飲食店を経営している人」などに声をかけて、気軽に話を聞いてみましょう。どのような苦労があったか、何を先に整えるべきか、現場の経験談を聞くだけでも起業イメージが鮮明になります。
我田引水になりますが、顧客の創造や、起業や経営の最重要ポイントのセールスに関して、興味がある方は、私のストアカ講座に遊びにお越し下さい。
まずは、小さな挑戦を始める
いきなり大きく行動に移すのが難しければ、副業や週末限定でのサービス提供から試すのも一つの方法です。たとえば、自宅で作ったお菓子をオンライン販売してみたり、得意分野に関するウェビナーを開催してみたり。そこからお客さんの反応や手応えを感じ取り、どう改善すればビジネスとして成り立つかを模索しましょう。
起業の準備は、身構えるより「小さな成功体験を重ねていく」ことがキーポイントです。
少しずつ前進するうちに、自然と次のアクションが見えてくるでしょう。自分の思いを整理し、実際の現場を見て、気軽に相談し、まずは小さいことから挑戦する――この4つを意識すれば、起業のファーストステップは確実に踏み出すことができます。
アラスカの住所を取得し、サンタのフリをして10$で子供に手紙を送るビジネスを始めたバイロン・リースという男は、
— SHIBA@スモールビジネス解説 (@SHIBA_bizdevy) January 20, 2025
1年で【売上1億円】を超えた。
累計送付数(50万枚)から、少なくとも【5億円】をこのビジネスから生み出している。
ニーズがある所には
「必ず」売上が付いてくるスモビジ好例。 pic.twitter.com/P6mCtQc57U
サンタのフリをして10$で子供に手紙を送るビジネスを始めたバイロン・リースさんのアイデアは、私たち起業家に新鮮な驚きを与えます(笑)。
【占いの市場は1兆円のメガマーケット】
— SHIBA@スモールビジネス解説 (@SHIBA_bizdevy) August 24, 2024
日本の意外性のある巨大なマーケットの1つに「占い」がある。実は占いのマーケット規模は1兆円というメガサイズだ。
なんとこれはエステサロン業界の市場規模のおよそ3倍にあたる。エステよりもお金が落ちている領域、それが占いである。… pic.twitter.com/GMPSMq1xe2
「占い」が1兆円もの市場規模だなんて、僕には信じられません。。。でも、これもまた真実なのでしょう。。。
起業資金はいくら必要か?小さく始めて大きく育てるべきか?
大きく事業を展開している成功者たちの名前を聞くと、「まず莫大な資金が要るのだろう」と思いこみがちです。例えば、ソフトバンクの孫正義さんは巨額の投資を軸に成長戦略を描きました。一方、『カレーハウスCoCo壱番屋』を全国チェーンに育て上げた宗次德二さんは、愛知県の小さな店舗から地道に始めています。つまり、資金の多寡だけで起業の成否が決まるわけではないのです。ここでは、“無理なくスタートして成功をつかむ”ための考え方をまとめました。
私の飲食業の原点です。お客様への感謝に喜んで頂きたいとの思いで、夢中の日々でした。若かりし頃の宝物が詰まったお店です。当時、毎日1〜2度は来店頂いていた真向かいの衣料品店「クズタニ」の店主の工頭谷さん、御年86歳。今だ現役で大感激でした。 pic.twitter.com/qYVaIRGK33
— 宗次德二 (@tokujimunetsugu) November 4, 2024
私は20代で中小企業診断士の勉強をしている時「ココ壱番屋」について研究した。創業者の宗次德二さんは孤児院~極貧の中から起業。日本最大のカレーチェーンに成長させた。宗次社長には勉強会で何度も講演に来ていただいた。参加者は宗次社長のファンになったのではないか?私も尊敬できる経営者の1人 pic.twitter.com/89MvidqcuQ
— 香原博 (@hiroshi_kouhara) March 15, 2024
必要な資金を具体的に考えるコツ
起業資金の額は、事業形態や規模で大きく変わります。たとえば、自宅でハンドメイド作品を作ってオンライン販売するなら、材料費やネットショップの運営費だけで始められるかもしれません。逆に、おしゃれなカフェを開店したい場合は、内装工事や設備、さらには物件の初期費用などが数百万円単位で必要です。先日も、インターネット上で独自ブランドを展開するデザイナーの方が「最初はパソコンと少額の広告費だけ」で始めた例がありました。大事なのは、“誰に何を提供し、そのためにどんな環境が必要か”を明確にして、資金の優先度を考えることです。
最初から大きな資金があればいいというものではありません。1万円を2万円に、10万円を20万円にできる人間が起業家です。
多くの人は思考やお金の使い方が「消費者」なのです。私たちは、「創造者」でなくてはなりません。
身の丈に合ったスタートで大丈夫
「目立つ派手なオープンで一気にお客さんを集めたい」と思うあまり、大きな投資をして失敗するケースは少なくありません。事業が軌道に乗るまでは、家賃や人件費といった維持費が重くのしかかります。小さなスペースから実績を積む方法なら、リスクが低く方向修正も容易です。キッチンカーで週末のみ営業し、人気が高まって常設店を構えるという流れも多くの人が実践しています。初期投資を抑えることで、もし売り上げが伸び悩んでも大きな痛手になりにくく、再起もしやすいのです。
身の丈に合わない夢を描いても仕方ないですよ。現実的なプランが描けず、行動が止まってしまいますから。達成可能な目標の設定と見合ったスケジュールを構築して、あとはやり切るだけ。現実を知った彼が今後どう変わっていくか?ですね。応援してあげてください^^https://t.co/QX9c0k8Jcn @YouTube pic.twitter.com/G6dW5Hw4qK
— 北原孝彦@起業家育成の専門家|グループ年商50億|2300人規模のスクール運営 (@kitahara64) March 14, 2024
融資や補助金も検討しよう
自己資金だけでまかないにくい場合は、金融機関や自治体の支援制度を調べてみましょう。たとえば、日本政策金融公庫の新創業融資制度を活用すれば、比較的低金利で事業資金を借りられる可能性があります。また、自治体によっては創業補助金や助成金が充実しているので、地元の商工会議所や市役所などに足を運ぶと、新しい助成策を教えてもらえることがあります。大切なのは、借入額の多寡よりも、返済計画と利益計画が両立するかどうか。必要な範囲の借入で無理のない運営を目指しましょう。
小さく始めて大きく育てる
世界的アパレル企業へと成長を遂げたユニクロの柳井正さんも、もとは地方の小規模店から徐々に店舗数を増やし、ノウハウを蓄えながら世界進出へと至りました。“小さく始めても大きく育てる”やり方は、結果としてリスクを抑えつつ確実に顧客の反応をつかみ、改善を重ねられる点がメリットです。最初から莫大な予算をつぎ込んでも、想定外のトラブルに見舞われてしまえば一瞬で資金が枯渇してしまいます。
たとえば、自宅の一室で雑貨ブランドを始めた人が、オンラインで評判を呼んだあとクラウドファンディングに挑戦し、目標金額を達成して店舗を出す――という成功ストーリーがあるように、“段階を踏んで拡大する”ほうが現実的です。重要なのは、「いま必要な資金はいくらか」「どうすれば売り上げを確保できるのか」を冷静に見極め、自分のペースで進めること。ここを丁寧に考えることで、“資金がなければ何もできない”という思い込みから解放され、着実に夢へと近づけるはずです。
京都クラスになりますと、天一もシャンデリアや🖼️に囲まれてます😆✨
— ジル🐈⬛🐈三本の矢投資 (@jillkichi_0915) May 24, 2024
壁には投資のヒントも💡
天下一品も3万7千円スタートらしいです
投資もビジネスも小さく始めて大きく育てる🌱
9割失敗するから難しい?
では10回チャレンジ出来る資金で始めましょうよ☝️
貴方の成功率は飛躍的に上がりますよ🐈 pic.twitter.com/0NmazGAhgH
京都の有名ラーメン店の天下一品さんも小さなラーメン屋さんから、現在では全国に234店舗を展開、年商約200億円を誇る大手チェーンに成長しています。すごいですね。。
起業に向いている人の条件 起業家の性格、人間性、能力、運???
起業を目指す人の中には、「自分は大きな会社を動かす才能があるだろうか」「突出したリーダーシップがないと無理なのでは?」と悩む方が多いかもしれません。実は、世に名を馳せた起業家を見ても、性格や能力は千差万別。共通点は、“自分のやり方で新しい価値を作りたい”という強い気持ちと、困難を乗り越える粘り強さです。派手なカリスマ性がなくても、コツコツ努力を続けられるタイプが大成することもよくあります。以下では、起業に向いている人が持っている特徴や心構えをいくつか紹介します。
行動力がある
机上の空論で終わるのではなく、実際に動き出せる人は起業に向いています。ほんの些細なことでも、まずトライしてみる、という姿勢が大切です。たとえば、新しい商品のアイデアが浮かんだら、知り合いにサンプルを配って感想を聞いたり、フリーマーケットに出店して反応を見るだけでも、得られる情報は大きいものです。動き出してしまえば、新たな課題が見え、目指す方向性も自然と整理されていきます。
弱音を吐いても諦めない強さがある
「成功するまで弱音を吐いちゃいけない」と考えがちですが、人間ですから苦しいときも当然あります。むしろ、一人で背負い込んで潰れてしまうより、「ちょっとキツい」と感じたら、周囲に助けを求められる柔軟さのほうが大切。ただし、弱音を吐いても諦めない粘り強さを兼ね備えていることが起業家には不可欠です。たとえば、スティーブ・ジョブズがアップルを追われたときも、その体験を糧に次の事業を立ち上げました。心が折れそうになっても辞めず、別の手段で前に進む――その負けん気が勝敗を分けるといえます。
30代で人生見切りつけてる人早すぎです。
— なぁさん|しょぼい起業家 (@nst_nakata) June 28, 2024
スティーブ・ジョブズなんて…
1985年:30歳でアップルから追放
1985年:NeXTというコンピュータ会社を設立
1986年:ピクサーを買収して成功
1996年:アップルがNeXTを買収
1997年:42歳でアップルに復帰
今からですよ。今から。 pic.twitter.com/u6yXIxLl17
共感力と視野の広さを持っている
自分の利益だけを追求する姿勢では、長く続く事業をつくりづらい傾向にあります。従業員や顧客に寄り添える共感力のある経営者ほど、人の力をうまく引き出せるのです。実際、あるベンチャーのCEOは「社員のモチベーションを高めることが自分の役目」と言い、その結果、離職率が下がり売上も伸びたという事例があります。また、視野の広さも重要です。たとえば、飲食店を開くだけでなくSNSやキッチンカーなど、別のチャネルで顧客とつながりを持とうとする発想ができるかどうか。柔軟に新しい手法を取り入れられる人は、時代の変化にも対応しやすいでしょう。
運を引き寄せる努力を怠らない
よく「起業は運が大事」と言われます。たしかにタイミングや人との出会いなどの運要素はありますが、それを最大化するのは普段の姿勢です。常に学び続け、行動し、人に誠実に接していれば、チャンスが訪れたとき素早くつかむことができます。偶然、準備もなく、心構えもなく、気の抜けた商談の場を得てもチャンスをつかむ準備がなければ意味がありません。逆に、普段から情報収集やスキルアップに励み、人脈を大事にしていれば、いざチャンスが来たときしっかり結果を出せるでしょう。
スティーブ・ジョブズはappleを創業してチャンスをつかみました。運をつかみに行った、という方がいいのかもしれません。
スティーブ・ジョブズのこの人生観に触れると、自分が何をすべきかが見えてくるのでシェア。この価値観は、彼の起業家精神の核であり、行動力の原動力。誰かが作ったルールに従うだけで満足していないてはだめと感じた。この考え方が行動を変える一歩になるはず。
— 航@恒志堂で美意識上げてます (@wataru_biishiki) January 6, 2025
pic.twitter.com/MGHTdLBjT1
まとめ
起業に向いているのは、特定の“すごい天才”だけとは限りません。行動力、粘り強さ、共感力、視野の広さ、運を引き寄せる努力――これらは誰しもが少しずつ身につけられる資質です。特に大切なのは、自分ならではのカラーを信じてやり抜くこと。周りがどうであれ、まず第一歩を踏み出し、失敗しても前に進む意志を持つ人こそ、起業に大いに向いているといえるでしょう。
アメリカ企業では解雇が日常茶飯事だけど、こんな感じで、本当にやりたかった事を始める人もいる。だから、何がチャンスになるかわからない。クビがきっかけで起業した友人もいる。僕は就職できなかったクチだけど。みんな自分の人生を生きよう。周りからの惰性じゃなくてね。 pic.twitter.com/C9qpGY4OZT
— Brandon K. Hill | CEO of btrax 🇺🇸x🇯🇵/2 (@BrandonKHill) January 21, 2025
起業のアイデア不足の突破口
起業したいと考えても、「これだ!」と思えるアイデアがなかなか浮かばずに立ち止まる方は少なくありません。身の回りを見渡すと、既に似たようなサービスが溢れているように感じ、行き詰まってしまうこともあるでしょう。
けれども、新しい価値は意外と身近な場所に眠っています。最近ではAIを活用してアイデアをひねり出すアプローチも増えており、アイデア不足を打開するヒントが多彩になってきました。ここでは、具体的な方法や起業家のエピソードを通して、アイデア不足の突破口を探ります。
世の中の困りごとを見つける
アイデアを考えようとすると、大きな発明や画期的な技術を思い浮かべがちです。しかし、本当に人に喜ばれるのは「日常の中で困っていることを解決するアイデア」です。例えば、育児や家事と仕事を両立したい人向けに、時短家事サービスを展開している企業が注目を集めています。彼らは“家事が負担”という小さな苦労話を拾いあげ、そこにビジネスチャンスを見いだしました。
さらに、AIを使ってSNSや口コミサイトを分析し、「どんな不満や悩みが多いのか」を可視化する手法も最近普及しています。特定のキーワードで世の中の声を集め、それをヒントに事業アイデアを組み立てるのです。たとえば「深夜営業が欲しい」「オンラインで相談したい」といった要望をAIがまとめてくれるだけで、ビジネス発想の一歩が踏み出しやすくなります。
ChatGPTがそろそろ「o3」と最強のAIモデルを公開との噂だが、「o3」IQは145-150で「どんな問題でも解決できる」ノーベル賞級らしい。
— チャエン | デジライズ CEO《重要AIニュースを毎日最速で発信⚡️》 (@masahirochaen) January 20, 2025
• GPT-2:マウス程度の知能
• GPT-3:犬や猫程度
• GPT-4:優秀な高校生
• o1:優秀な大学院生
• o3:ノーベル賞受賞者に近い… pic.twitter.com/9BqJ9viADF
異なる業界×AIの発想
新しいビジネスモデルを見つける鍵に「異なる業界の要素を掛け合わせる」方法があります。カフェと書店を融合させたり、英会話をバーのような空間で楽しめるようにしてみたり――組み合わせは無限大です。
たとえば、バイオテクノロジーの知見を生かした農業ビジネスや、スポーツとITを連携させた健康管理サービスなど、まだ十分に開拓されていない領域が意外と多く残されています。
AIを活用すれば、市場調査やニーズ分析もスピーディー。競合他社が多いジャンルでは競争の厳しさを数値化できるし、海外の事例を自動翻訳で素早くリサーチすれば、日本で展開できるビジネスを見つけやすくなります。
例えばあるスタートアップは、AIを活用した海外事例の分析で「24時間無人運営の小型ジム」を思い付き、国内で実践して成功を収めました。
ある人材紹介会社でのケース。
— 髙澤 彰男|AI活用支援|AI化や働きがい組織について発信 (@akio63o) December 30, 2024
応募者の職務経歴書をAIで解析し、社内の成功事例データと照合。
適性診断の精度が1.5倍に向上して、入社後の定着率も改善。
ポイントは「なぜその判断をしたのか」というAIの分析根拠を、人事担当者が確認できる仕組みを実装したこと。…
誰かに話してみる、AIに相談してみる
人間は一人で思考していると、同じところをぐるぐる回ってしまいがちです。そこで、家族や友人、またはビジネス仲間にアイデアを話し、率直な感想をもらいましょう。意外にも、軽い雑談のなかで「それって便利そう」「その発想は面白い」といった肯定が得られると、自信につながります。逆に、「そこは法律的に難しいかも」といった指摘を受ければ、早めに方向修正できるのです。
またAIツールにアイデアを入力し、「この事業における潜在的な課題は何か」などと質問してみるのもおすすめです。AIは大量の情報から選択肢を提示してくれますが、それを最終的に判断するのは自分です。アイデアを思考整理する一つの“壁打ち相手”として使えば、考えがまとまりやすくなるでしょう。
しまむら、AIモデル「るな」起用
— ほし|AI ☓ TikTok攻略 月1.4億 (@TikTok_hoshi) May 21, 2024
20歳の服飾専門学生(という設定)
✅おそらくディープフェイク
✅現時点でPR大成功
✅これに追随する企業絶対出てくる
✅つまりこれできる業者の需要あり
まさかAIがファッションモデルになり変わる時代が来るなんてね。
世の中何が起きるか分からんね。
4枚 pic.twitter.com/NeftPVCqVg
起業家のエピソードから学ぶ
アイデア不足の打開には、成功者のストーリーを参考にするのも有効です。たとえば、米国の民泊仲介サービスAirbnbの創業者たちは、住まいに困っていた旅行者を“自宅の空き部屋”で受け入れようと始めました。身近な「部屋が足りない」という問題意識がビジネス化のきっかけだったのです。当時は「素人の家に泊まるなんて信じられない」と言われましたが、需要があると踏んで踏み出した結果、今や世界規模で展開しています。
同じように日本でも、「自宅で習い事を提供する」「民泊で地域体験を売りにする」など、身近な悩みをビジネスに転換する例が増えています。一見平凡そうに見えるアイデアでも、利用者が求めるポイントを押さえて丁寧に作り上げれば大きく飛躍する可能性を秘めているのです。
小さなメモが大きなビジネスを生む
日常生活で「ここが不便だ」「こんなサービスがあれば」と思う瞬間は、実はたくさんあります。ただ、それを一瞬で忘れてしまうのは勿体ない。小さなメモを取る習慣があれば、後から振り返って「あれとこれを組み合わせたら面白いかも」と想像が広がることが多いのです。ちょっと古めかしいですが、紙のメモ帳や付箋に書き、目につく場所に貼っておくのもアナログながら効果的。AIツールのメモ機能を使えば、キーワード検索で過去の書き込みをすぐに探せるので、活用してみてください。
アイデア不足は「特別なひらめきがないから」と嘆くより、日常の気づきをどう拾い上げるかがカギです。
困りごとの発見、異なる業界との掛け合わせ、AIを含む“壁打ち相手”との対話、そして先人からの学び――この四つを繰り返すうちに、新たなアイデアは必ず形になっていくはずです。
何もないように思えた頭の中にも、実はヒントがたくさん眠っています。それをうまく掘り起こすことで、あなたの独自のビジネスは動き出すでしょう。
ソフトバンク孫さんが規格外ですごい…
— 阪井 優 / 請求書振込サービスなら「ペイトナー」 (@redxyz_) January 22, 2025
・5000億ドル(約78兆円)を投資
・ソフトバンクグループ、オープンAI、オラクルの3社が出資
・「スターゲート」と呼ぶAI開発事業を開始
・アメリカに新会社を設立し、孫さんが会長に就任
pic.twitter.com/iuDmpX8GQC
女性起業家が押さえる起業の要点
女性ならではの視点が活かせるビジネスチャンスは、実はあちこちに眠っています。それでも「家庭や育児との両立なんてできるの?」「そもそも世に埋もれたアイデアで勝負できるの?」と不安を抱く方もいるかもしれません。しかし、一歩踏み出した女性起業家たちの足跡を見れば、彼女たちは環境の制約や悩みを工夫で乗り越えています。逆に失敗を経験しているからこそ語れる教訓もあります。ここでは、そんな実例を交えながら、女性起業家が意識するポイントをさらに掘り下げてみましょう。
【明日、木曜よる11時6分〜「農家の娘」起業物語!】
— カンブリア宮殿 (@cambrian_palace) May 12, 2021
「食べチョク」代表の秋元里奈は25歳の時、久しぶりに実家に帰ってショックを受けた。かつて農業を営んでいた実家の畑が荒れ果てていたからだ。「農業に貢献したい」と起業した秋元だが、70社以上に出資を断られる。だが農家の娘は逞しかった! pic.twitter.com/xLDECrUqOQ
「食べチョク」代表の秋元里奈氏も注目人物として、良く取り上げられています。
女性ならではの強みを活かす
女性同士や地域のコミュニティを大切にできる姿勢は、起業の大きな武器です。たとえば、日本の食品系スタートアップで活躍するある女性社長は「地元のママ友ネットワークが最初の顧客だった」と語っています。自宅で作ったお菓子や総菜を少量だけ販売し始めたところ、「おいしかった」「もっと買いたい」と口コミが地元に広がり、今では地場産の野菜やフルーツを使った商品ラインナップが増え、多店舗展開を目指すほどに成長しました。女性特有の共感力や、周囲との連携を大切にするスタイルが功を奏した例といえるでしょう。
家事・育児との両立をどう乗り越える?
子育てや介護との両立は決して甘くない現実があります。しかし、オフィスや人材を抱えなくてもオンラインを主体にすれば時間が圧縮され、急な用事にも対応しやすいメリットがあります。育児をしながら会社を設立したある女性は、まず自宅でウェブショップを開設し、PCひとつで在庫管理と発送を行いました。実店舗を持たない分、子どもが眠った時間帯に作業を集中的に行うことで、家族との時間を確保できたのです。逆に、最初から大きな店舗を構えたことで経費がかさみ、育児を犠牲にしながら働かざるを得なくなり、結局疲れ果てて閉店してしまった事例もあります。自分のライフスタイルとの兼ね合いを考え、最適な形を選ぶことが大切です。
助成金や融資の制度を活用する
実は、女性起業家向けの優遇制度を知らずに高い金利の融資を受けてしまう人もいます。たとえば、「女性、若者/シニア起業家支援資金」を扱う自治体もあれば、金融機関によっては女性起業家向けの低金利プランが存在することもあるのです。海外では、女性限定のベンチャーキャピタルが設立され、女性起業家のビジネスプランに積極投資する動きが進んでいる国もあります。日本でもこうした流れが少しずつ広まっており、特に地域密着型のビジネスを興す際は、地元の商工会議所に相談してみる価値があるでしょう。
国から支援してもらいましょう❣
— みう柳井@強運の億女会/一生一緒に居たい仲間 (@miuyanai) March 4, 2024
シニア向けの起業支援金や補助金には
✨女性、若者/シニア起業家支援資金
✨新創業融資制度
✨中途採用等支援助成金(生涯現役起業支援コース)
✨創業補助金 など
新たに事業を始める方や
事業開始後の運転資金が必要な方
を対象にした融資や助成がありますよ(^^)/ pic.twitter.com/9fEtwNwPss
オンラインを活かした柔軟な働き方
「場所に縛られない」というのは、多くの女性にとって大きな魅力です。ネットを活用してサービスを提供したり、SNSで集客を行う方法なら、物理的な店を構えなくても事業を運営できます。ファッションが好きな人はSNS経由でコーディネート相談を受け付け、それを有料化して人気を集めた例もあります。また、デザイナーや翻訳といった業務委託型の仕事は、短時間勤務と相性が良いともいわれます。業務を外注したり、クラウドサービスを使って経理や人事を効率化したりすれば、育児や介護と両立しながらビジネスを回すことも不可能ではありません。
具体的な成功&失敗事例
アメリカで大人気の下着スパンクス
— カルビ!インデックス投資のほどよい資産形成!! (@karubi_cup_1990) January 28, 2023
創業者サラ・ブレイクリーを成功に導いたパパの言葉
『毎日1つは失敗してくるようにと教育を受けた
失敗がないと何をしてたんだと怒られた
失敗の概念が変わった』
失敗とは『何も挑戦しないこと』だった
失敗は嫌だけど、成長がありますね
1分30秒の動画は↓ pic.twitter.com/O9Isp42PZ6
海外で大きな注目を集めたのが、Spanx(スパンクス)の創業者サラ・ブレイクリー氏。彼女は小さなアイデア(足元をすっきり見せる下着)に数千ドル程度の資金を注ぎ込み、販売先を開拓するために地道な売り込みを繰り返しました。最初は相手にされなかったものの、実際に試してもらった女性たちから「スタイルがよく見える!」と評判が広がり、大手百貨店への展開に成功して一気にブレイクしました。
アメリカで自身の下着ブランドを展開するサラ・ブレイクリー。彼女を成功に導いたパパの教えとは⁉
— Business Insider Japan (@BIJapan) April 6, 2018
<フルバージョンはこちら👇>https://t.co/oyxHZTnSm1 pic.twitter.com/6wNbSxE8ao
一方、失敗事例としては、子ども向けの高額スクールビジネスを立ち上げた女性が、集客に注力しすぎて運営費を軽視した結果、資金繰りに行き詰まったケースがあります。予定していた受講者数を確保できずに家賃が赤字を生み出し、わずか半年で閉鎖を余儀なくされました。ここから見えてくるのは、売上予測に楽観的になりすぎない慎重さと、支出をコントロールするスキルの重要性です。
女性起業家が成功する鍵は、特別なリーダーシップよりも“自分を含めた生活全体をうまく設計すること”にあると言えるかもしれません。自身の強みを活かし、周囲のサポートを取り入れ、オンラインなどのツールで効率化を図る――。そこに、助成金や融資といった仕組みを上手に活用することで、資金面のハードルを下げられます。事例を見てもわかるように、子育てや介護をしながらでも大きく飛躍する女性起業家は増えています。大切なのは「一人でなんとかしなきゃ」と思い込まないこと。柔軟にネットワークや制度を取り入れながら、自分に合った形でビジネスを育てていきましょう。
起業するために必要な事【実践編】
- 成功業種の選び方
- 営業力で売上を伸ばすコツ どう考えても大切なセールス力を伸ばしましょう
- 数字だけでなく「ストーリー」「物語性」で伝える
- 一人起業の現実とリスク
- 起業時における必須知識・資格と準備リスト
- 0から1、2、3。あなたのビジネス、事業拡大へ向けた流れ
- 「起業するために必要な事」 このブログ記事のまとめ
成功業種の選び方
「どの分野で起業すればうまくいくんだろう?」と迷うのは自然なことです。周囲を見回せば、大手や先行企業が強固な地盤を築いているように見え、「後発組では勝てないのでは?」と感じるかもしれません。とはいえ、実際には小さな切り口から生まれたビジネスが大化けするケースも存在します。ここでは、自分に合った業種を選ぶためのポイントに加え、より具体的な事例を交えて紹介します。
コメダ珈琲をフランチャイズで開業する際は、”約1億円"の初期投資が必要なんですね。特に費用負担が大きいのは… pic.twitter.com/oAJAbbuLrN
— スシ (@serepi_ko) October 29, 2023
大人気のコメダ珈琲。フランチャイズで開業する際は、約1億円前後必要と言われています。。。私も、よくコメダ珈琲にワーケーションでお邪魔していますが、ゆっくりできるのがいいんですよね~(^^♪
自分の得意分野との掛け算
まったく興味のない業種に踏み込むと、学ぶべきことが多すぎて疲弊してしまいがちです。それよりも、今までの経験やスキルを生かせる分野に小さな新要素をプラスする方が成功率は高まります。
たとえば、長年スポーツインストラクターとして活躍していた方が、オンラインレッスンを組み合わせた小規模ジムをオープンし、徐々に利用者を増やした事例があります。器具の使い方やトレーニング指導は得意分野なので、顧客指導は余裕を持って対応でき、オンラインのシステム構築という新しい要素も身近なエンジニアに相談しながらカバーしたのです。これは「現場での経験 × IT活用」がうまくハマった例といえます。
市場規模よりも“空き領域”を狙う
たとえば飲食業の市場規模は大きいとはいえ、有名チェーンや老舗が幅を利かせている中、まったく特徴のない店を開くのは苦戦しがち。むしろ“空き領域”――まだ十分にサービスが行き届いていないニッチなターゲットを狙うと、差別化がしやすくなります。
あるパン屋は、子どもやアレルギーを持つ人でも安心して食べられるパンを専門に扱い、地元で評判になりました。小麦や卵が苦手な人向けのパンは数が少なく、市場の隙間があったところに絞り込んだのです。大規模展開こそしないものの、地元で大きな支持を得て、売り上げを安定して確保しています。
ただ、飲食業界は非常に競争が激しく、高級食パンやタピオカドリンクや、唐揚げテイクアウト店など流行しては、経営が傾ているお店や経営者を見てきているので、非常に警戒心が必要です。
今朝の日経新聞。
— 松田公太 (@matsudakouta) November 14, 2020
この記事通りなら、ワタミの居酒屋業態は殆ど失くなる勢い。
しかし、転換に成功すれば以前より強い会社になるのは間違いない。
何もしなければ衰退に向かっていた外食産業。
ゆでガエル現象から抜け出すチャンスを得たとして、前向きに頑張るしかない。 pic.twitter.com/rehyAzDbD7
将来の伸びしろを予測する
いまは小さなニーズに見えても、社会情勢の変化や技術の進歩で急拡大する分野もあります。たとえば、AIの画像認識技術が盛り上がり始めた頃、動物病院向けのAI診断ツールを考案した会社が少しずつ実績を積み、後に海外からの問い合わせが殺到したという話があります。いきなり大規模に展開しなかった分、小さな動物病院をターゲットに細やかなサポートを提供し、“動物医療の現場を助ける”という専門性で差別化したのです。テクノロジーの進歩や社会の意識が変わるタイミングを逃さないことが、新しい業種選びのヒントになります。
自分らしい価値観を大切にする
自分の価値観と合わない業種だと、困難に直面したときに一気にモチベーションが下がることも。大手チェーンからの激しい値下げ競争に巻き込まれてしまうと、心が折れやすいかもしれません。だからこそ、「これなら続けられる」「好きだから頑張れる」と思える業種を選ぶのは大切です。
たとえば、ある旅行好きの女性が、地域密着型のツアー企画会社を興しました。大手旅行代理店が扱わない“あえて不便な路線バスで巡る旅”をコンセプトにして、若い世代から独特の人気を集めています。本人が旅行を心から楽しみ、その魅力を語れるからこそ、少し不便な場所にも価値を見出して一味違う個性的なツアーを提案できるのです。
失敗例を研究する
成功だけでなく失敗に学ぶことは多いです。たとえば、急に流行ったジャンルへ参入したものの、仕入れ商品を過剰在庫として抱え込んでしまった店があります。ネットで安く売る他店が増え、値下げ競争に巻き込まれた結果、赤字を増やし続けることに。これは「仕入れ量を慎重に調整しなかった」「流行りに便乗しただけで差別化できなかった」など、いくつもの要因が絡み合った失敗例でした。こうしたケースを先に知っておけば、売り方や在庫のコントロールを工夫することができるでしょう。
ほかにもビジネスや起業がうまく行かない理由は様々ですが、しっかりと他の方々の失敗(チャレンジ)からも学ばさせて頂きましょう。
【日乃屋カレー北浜店閉店のお知らせ】
— 中卒弁理士〜瀬戸麻希〜特許意匠商標の出願受け付けます〜Amazonブランド登録専門弁理士〜 (@ensemble43530) December 10, 2023
1月10日に日乃屋カレー北浜店を閉店することになりました🙄
当店をご愛顧いただき誠にありがとうございました🙄
閉店理由は日乃屋カレーFC本部から提示された試算と、実際の売上が大きく異なり継続困難となったためです🙄
ご迷惑おかけして申し訳ございません🙄 pic.twitter.com/eup266fclm
高級食パン「乃が美」が閉店ラッシュ。以前は行列ができていました。かつてはタピオカ、から揚げが流行。今おにぎり?いけると思って独立しても、いつの間にはブームが終わるとかよく聞く話。私は独立して稼ぐ力がないので、サボリーマンとして寄生します。 pic.twitter.com/yD2B4PfxZL
— せっつこ@サボリーマン (@settuko) December 11, 2024
総じて、成功業種を選ぶためには「自分の強みや経験」「市場のニーズと空き領域」「将来性や社会の変化」「自分の好き・得意」といった要素を見極めるのが肝心です。
大きな規模に目を奪われるよりも、自分だからこそできる“特化型”を狙ったほうが、一歩ずつ着実にファンを増やせます。たとえ最初は小さなビジネスでも、社会にとって必要なサービスをまっすぐ提供し続けるなら、その分野で唯一の存在になる可能性はじゅうぶんあるのです。
「鰻の成瀬」が1号店を2022年9月に横浜でオープン。それ以降、他人資本を活用したフランチャイズシステムで昨年末には全国で300店を超す規模に成長している。急速な拡大で管理が追いつかず、失敗してあっという間に消える店は多いが、うまくやっているようだ。2年4ヶ月でここまで拡大するとはすごい。 pic.twitter.com/wQ4psswJEe
— 中小企業診断士/行政書士@中村 (@kaisyasindan) January 19, 2025
新しく外食産業で席巻している「鰻の成瀬」。多くの方がフランチャイズとして参加していますが、この先も、うまくいくのでしょうか?注目の企業です。
営業力で売上を伸ばすコツ どう考えても大切なセールス力を伸ばしましょう
起業当初から、顧客や取引先に恵まれていれば問題ありませんが、やはり通常、スタートアップの起業家が売上アップを目指すなら、やはり「営業力」が要になります。どれだけ魅力的な商品やサービスを作っても、それをしっかりお客様に届けられなければ意味がありません。
セールスと聞くと“押し売り”や“口が巧い人だけが成功する”というイメージを思い浮かべるかもしれません。しかし本質は「相手のニーズを理解して、ぴったりの提案をする」「相手の課題や悩みを明確化し、その問題解決を図る」というコミュニケーション力にあります。
ここでは、営業力を高めて売上を伸ばすための具体的なコツを紹介します。
顧客の声を拾い上げる「質問力」
営業活動の要は、まず相手のニーズを正しく知ること。自分のサービスがすばらしいといくらアピールしても、お客さまが抱える悩みに合っていなければ心は動きません。たとえば、ネットショップ運営者なら、問い合わせの段階で「今どんな課題があるのか」「具体的にいつまでに使いたいのか」をしっかり聞き取るだけでも成約率が上がる傾向があります。
しかも最近では、AIチャットボットで問い合わせを受け付けている企業も多いですが、人間同士のコミュニケーションだからこそ感じ取れるニュアンスはまだまだ大きいものです。相手に対してポンポンと質問を投げかけながら、「どういう想いで利用しようとしているのか」を引き出すことがポイント。実際、カスタマーサポートで好成績をあげたスタッフは、お客さんの不安を丁寧に聞き取り、最後に安心感を伝えるコメントを添えていたそうです。この“共感と確認”の一連の流れが、受注につながる鍵になります。
数字だけでなく「ストーリー」「物語性」で伝える
ビジネスの成功は"ストーリー"で決まる!製品やサービスの背景に、共感できる物語を持たせることで、顧客の心を掴む力が倍増します。
— ツカダ社長@ざなまけものセールス研究所 (@namakemonosales) September 5, 2024
営業活動も同じ。
自分や商品や会社に、「ストーリー」をもたせよう。
話しがおもしろいと売れる。#コンセプトメイキング #中小企業
無機質な数字の比較やスペックの羅列は、相手にインパクトを与えにくいことがあります。
そこで、“ストーリー”を活かすセールストークを取り入れてみましょう。
たとえばITソリューションの営業をしている人なら、「このシステムを入れた結果、顧客対応にかかる時間が半分になり、スタッフの残業が減りました」という数値に加え、「その結果、リソースを新商品開発に振り向けられたので、売上が1.2倍に伸びた」といったエピソードを添えると具体性がアップし、さらに売り上げが増えたことにより、どのような充実したライフスタイルを送れるようになったか?などまでイメージさせます。
パン屋で働いていた人がこだわりの素材を使った新メニューを売り込む際も、「この材料は北海道の小さな農園が無農薬で丹精込めて育てたものなんです」といった「背景」を説明すると、お客様は数字ではわからない魅力を感じやすくなります。さらに、その農家さんの個性や人間性や思いまで伝えられたら、顧客は心を動かされる確率がさらに高まります。
断られた後こそ大事
営業をしていると、どうしても断られることがあります。ここで落ち込んで終わるのではなく、アフターフォローこそ忘れないようにしましょう。「お時間ありがとうございました。もし別のタイミングでお役に立てることがあれば声をかけてください」などと、丁寧なメッセージを送るだけでも印象が変わります。実は、この対応がきっかけで後日「前に断ったけど、やっぱり必要になってきた」と連絡を受けるケースが少なくありません。
実際、ある保険の営業担当者は“一度断られた顧客名”をリストにしっかり残しておき、その方の事情にあわせて数カ月後に再アプローチを行ったところ、成約率がぐんと高まったと言います。断られるのは相手の都合やタイミングの問題も多いので、ここで関係性を終わらせず、「縁があれば、またいつか」と考えておくといいでしょう。
AIも上手に使いこなす
ここ数年で注目されるのが、営業活動におけるAIの活用です。
多くの問い合わせ内容をAIでカテゴリ分けし、見込み客の興味関心を分析することで「どんな提案が効果的か」をあらかじめ把握できる仕組みが広まりつつあります。たとえば、メールマガジンや広告で「このカテゴリーの商品に興味を持った人は、次にこういう商品を勧めると購入率が高まる」といったパターンをAIが示してくれるのです。
しかし最終的には、人が相手の気持ちを読み取り、必要に応じて打ち手を変えることが欠かせません。機械的な勧誘では相手は不安を感じるからです。結局、AIがもたらしてくれるのは“確度の高い予測”であり、実際に商品やサービスの魅力を伝えるのは営業担当者です。人間ならではの柔軟な対応を加えることで、AIを使った営業はさらに効果を増すでしょう。
メールやDMの文章、HPやブログの文章などもAIは得意です。あなたの生産性アップの為にも賢くAIを使っていきましょう。
サラリーマン必見の生成AI活用法を紹介。「Genspark」でリサーチした情報を「Gemini」で詳細化。更に「Napkin AI」で図解生成するだけで、質の良いレポートが出来上がる。調査系の仕事を、この生成AIプロセスで処理すると「生産性10倍UP」する。 pic.twitter.com/zPyVSgO3KJ
— みるぼん@スモビジ (@milbon_) October 14, 2024
まとめ
営業力は押し売りではなく、「相手にとってのベストな選択を示してあげる力」といえます。ニーズの確認、ストーリーを交えた提案、断られた後のフォロー、そして必要に応じてAIからの分析を活用するなど、やるべきことは意外に多彩です。
しかし、一歩ずつ取り組めば誰でもレベルアップ可能な分野でもあります。たとえ今まで営業が苦手だった人でも、相手の声をきちんと聞く姿勢や、断られた後も誠実に接する態度を徹底すれば、着実に成果が出やすくなるでしょう。ビジネスで結果を出すためには、結局のところ「人の気持ち」をどれだけ理解できるかが鍵になるのです。セールス力を伸ばすことで、あなたのビジネスは想像以上に広がっていくはずです。
サイバーエージェントさんのコーポレートサイトで読める183日分の藤田さんの過去のブログ。1999年11月21日のブログ『社長業』には、社長に必要な素養として営業力が挙げられています。売上をつける事だけでなく、採用にうまくいっている会社の経営者は言語化力(営業)がすごい方が多いイメージです。※… pic.twitter.com/nLclNxg04P
— 竹葉聖/日本M&Aセンター部長/M&A YouTuber (@629Yuzu) November 28, 2023
一人起業の現実とリスク
「一人で起業すると、何から何まで自由だし、大きな組織の歯車になるより気が楽。成功すれば、税金はすごいかもしれないけど、まぁまぁ、いい暮らしが出来るはず。」と魅力を感じる人は多いでしょう。けれども、同時に「収入が不安定にならないか」「全部を自分一人でこなせるのか」と不安を覚えるのも当然です
何でも自分で決められる強みと、その裏側
一人起業の特筆すべき利点は、方向性から細部の施策まで、自分が「こうしたい!」と思えばすぐに決断できること。最初は実家や自宅の一室でも始められるし、サービスや商品内容を変更するにも誰かの許可を得る必要はありません。ただ、その一方で「他に相談できる相手がいない」と孤独を感じがちなのも事実です。
有名な起業家の前澤友作さん(スタートトゥデイ創業者・ZOZOの前身を立ち上げた人物)は、もともと輸入したレコードの通販を自宅で1人で始めました。レコードの梱包・発送や問い合わせ対応などを全て1人で担当しながら、副業的に売り上げを伸ばしていたんです。これこそがその後のファッション通販「ZOZOTOWN」へとつながる一歩でした。「一人だからこそフットワークが軽かった」という言葉を彼は残していますが、当然荷物を全部自分で運ぶなど地道な負担が大きかったことも想像できるでしょう。
僕は中学生の時に親に連れて行ってもらったアルフィーやボンジョヴィのライブで音楽に目覚め、バンド活動に熱中し、メジャーデビューまでした。さらに世界中からレコードを買い集めまくってたら、それがレコード通販ビジネスの創業のきっかけに。あの夜のライブがなかったら今の僕はないと思う。感謝。
— 前澤友作 (@yousuck2020) May 1, 2019
収入が安定しにくい
サラリーマンとは異なり、一人起業には、基本的に安定給がありません。大きな案件が取れれば一気に収入アップする可能性はあるものの、逆に何かの理由で案件がなくなると即ゼロになる恐れがあるのです。
たとえば、フリーランスのプログラマーとして独立した人が、メインクライアントの業績不振に巻き込まれ、契約を打ち切られたらどうなるでしょう。月々の売り上げが激減し、生活費をまかなうのに苦戦するかもしれません。
前澤さんもレコード通販時代、「このまま趣味と変わらないレベルの売り上げしかないのでは?」と一度不安に駆られたそうです。そのため取扱商品を多角化するアイデアを模索し、顧客に合わせた品ぞろえを増やしたといいます。結果的に1種類の商品が売れなくても、他の商品でカバーできるようになったのは「収入源を増やしてリスクを分散する」という一人起業ならではの工夫の好例といえます。
ZOZOのウィキペディア見てたら
— ミツ@コンテンツ販売自動化×仕組み化 (@mitsuiwa123) October 6, 2021
「代表の前澤友作がバンド活動のかたわらで始めた、輸入レコード・CDのカタログ販売をきっかけに事業が始まる。2000年にインターネット通販に切り替え、アパレル販売を中心に会社は急成長。2019年3月期の商品取扱高は3,231億円」
輸入転売から3000億は夢がある。
孤独感とモチベーションの維持
一人起業では、社内ミーティングや同僚との情報交換がありません。苦しいときにどう乗り越えればいいのかを相談できず、自分の考えが袋小路にはまることもしばしば。特に、受注をゲットしようと必死で営業をしているのに成果が出ないとき、励ましてくれる味方がいないとモチベーションが下がりやすいのです。
そこでおすすめなのが、少人数の起業家コミュニティへの参加。SNSや地域の商工会議所が開く勉強会などで、気軽に同業や異業種の仲間と交流しておくと、孤立感を和らげられるでしょう。実際、一人でハンドメイド商品の通販を始めた方も、「オンラインサロンでノウハウを共有し合うことで売り上げ停滞を乗り越えられた」と話しています。
また、自分い刺激を与えるためにも、営業やマーケティングを習いに行ったり、必要な専門知識を学びに行くのも、自分への良い投資となるでしょう。
体調管理が収入に直結する
一人起業の場合、自分が倒れると事業が止まってしまうリスクがあります。大きな会社のように誰かが代わりをしてくれるわけではないので、ちょっとした風邪でも納品が遅れれば信頼を失いかねません。そのため、健康をキープすることは“売り上げ維持のための必須戦略”といえるでしょう。
適度な運動や定期的な休憩はもちろん、作業環境を整えることも大切です。
前澤さんは、今では非常に高級なマンションに住み、自宅にジムとプールがあるので、積極的に体作りに取り組んでいます
【初公開】自宅のジムとプールを初公開。肉体改造計画始まる。https://t.co/JeQBjWwjWe pic.twitter.com/hcX3f3byEX
— 前澤友作 (@yousuck2020) March 26, 2024
まとめ
一人起業は、自由で刺激的である半面、すべての重荷を1人で背負う厳しさもあります。収入の不安定さ、孤立によるモチベーション低下、体調管理の大切さなど、乗り越えるべきハードルは多いかもしれません。それでも、自分の好きなことを形にする喜びや、成功したときに得られる充実感はひとしおです。
前澤友作さんのように、最初は小さな通販から始めて大きな成功をつかむ人もいれば、少額資金で週末だけ起業して自分らしく働く道を選ぶ人もいます。どの道を歩むにしても、“常にリスク管理と情報収集を怠らない”ことが大切です。一人だからこそ柔軟性があり、逆にいえば自分しか頼れないからこそ責任は重大――そのリアルを理解し、覚悟と工夫をもって進んでいけば、一人起業の未来は決して暗いものではないでしょう。
起業時における必須知識・資格と準備リスト
起業を思い立ったとき、「どんな知識や資格が必要なんだろう?」と悩む方も多いはずです。勢いだけではうまくいかないのがビジネスの現実。最低限の知識や資格、そして事前の準備をきちんと揃えることで、後々のトラブルを防ぎ、スムーズに事業をスタートできます。ここでは、起業で押さえておきたい必須のポイントをリスト化して解説します。
まずは経理と会計の基礎
「お金に関わることは税理士さんに任せればいい」と思いがちですが、経営者が数字にまったく疎いのは危険です。入出金の流れを把握せずに売上だけ見ていると、黒字倒産のリスクも高まります。税理士や会計ソフトを活用するにしても、仕訳や決算の基本がわかっていると、専門家と話がしやすいです。
例えば、仕入れ費用をどう分類するか、領収書の保管はどれくらい必要か、といった実務的な疑問に答えられるレベルは押さえておきましょう。経理をざっくり理解しているだけでも、毎月の損益がどのくらいなのかを把握でき、必要に応じて早めの対策が打てるようになります。
とは言え、私もそうですが、営業出身の社長などは、なかなかこういう細かいことは苦手です。でも、ある程度の大きな数字は自分でつかんでおくことが必要ですし、目を光らせておかないと、ある程度の規模になったら、経理がお金をつかいこんでいた、なんて話もあるので、経営者は注意いたしましょう。
これめちゃ面白いです!帝国データバンクの方が日経に書いてる連載をまとめたものになります。ツッコミどころ満載なエピソードが多いのですが、その中でもとびきりは「経理部長の巨額横領が発覚したが、代わりとなる人材がおらず、発覚後もそのまま彼に任せた」でした。 pic.twitter.com/JOELwGP1Pc
— moja🧚♀️ (@moja99758134) June 26, 2022
全国のベンチャー経営者へ
— KBにゃす(かばにゃす) (@kabanyasu) September 20, 2024
1人経理を採用してもネットバンキングの支払承認だけは自分でやってね。経理が2-3人になったら支払承認やめていいからね。
横領防ぐにはこれが大事だよ。1人に任せると横領リスク高まるよ
法律や契約周りの基礎
法人を設立するなら会社法や商業登記、個人事業なら開業届など、最低限の法務知識は欠かせません。また、サービスや商品の提供に関して利用規約や契約書を作るときも、重要な条文を全く知らないままでは相手方に不利な条件を押しつけられる恐れも。
契約を結ぶ際には、トラブル時の責任範囲や支払い条件をきちんと明記するのが大切です。大企業相手だと契約書が非常に分厚いケースがありますが、基本的な契約書の項目(納品日や検収、キャンセル条項など)を理解していれば、どこをチェックすべきかがわかります。とある小さなITベンチャーは、契約書の内容をよく確認せずに大手企業との取引を始めてしまい、著作権や改修費用をめぐるトラブルに巻き込まれました。そうした事態を防ぐためにも、基本的な法律知識はしっかり押さえておきたいところです。
心配でしたら、弁護士などにも事前にきちんと相談しておきましょう。
法律事務所の経営でも一通りのトラブルを経験する
— 予備論文1桁の医学生弁護士赤坂けい(予備試験ジャーナル編集長。くま先生。東大法卒。) (@yobi_one_doctor) August 25, 2024
・資金枯渇
・重要な社員の退職
・海外からのサイバー攻撃
・競合からの嫌がらせ
・辞めた社員の嫌がらせ
・重大なクレーム
・誹謗中傷
・競合からパクられ
・SEO変更
・労働問題
5年程度やるとむしろこれが日常になり、自分がロボットになってくる
資格は本当に必要か
一部の業種では、行政から特定資格の取得や許認可が義務付けられています。食品を扱うなら食品衛生責任者の資格、介護事業なら介護保険法に基づく指定申請といった具合です。逆に、コンサルティングやウェブデザインなど多くの業種では資格が必須というわけではありません。
ただし、資格を持っていることで「専門性」や「信頼性」を示せる場合は大きなアドバンテージになります。たとえば、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格を持つ人がマネー相談ビジネスをすると、顧客から「ちゃんと専門的に勉強した人なんだ」と思われやすいのです。資格を取るか迷ったら、あなたが参入したい分野で本当に必要とされるのかを見極めるといいでしょう。
準備リストを作ろう
ビジネス開始前に、やるべきことを細かく洗い出すのはとても大切です。例えば次のようなリストを作成して、チェックを入れていくといいでしょう。
- ビジネスモデルを明確にする(誰に、何を、どのように売るか?)
- 資金計画(初期費用、運転資金、融資の有無)
- 事業形態(個人事業主か、株式会社か、合同会社か)
- 必要な許認可や資格の有無
- 口座や印鑑などの手続き(銀行口座開設、電子定款、実印作成など)
- ホームページやSNSの開設、名刺のデザイン
- 販売ツールや顧客管理の仕組み(会計ソフトなどを含む)
- 保険や税金関連の確認(社会保険、年金、税金の種類)
- 具体的な営業プランや販路の決定(ネットか店舗か、直接営業か)
事務的な手続きが面倒に感じるかもしれませんが、これをいい加減に済ませると後で苦労します。ある新規飲食店は、申請が必要な保健所の許可をうっかり後回しにして開業日が遅れ、宣伝とのタイミングがズレて売り上げを逃してしまった例があるのです。
許認可関係は特に、綿密なリストを元に早め早めの行動を心がけましょう。
まとめ
起業を思いついたら、感覚だけで突き進むのではなく、まず必要な知識や許認可、資金計画を整理することが大事です。経理や法律の基礎、そして業種によっては資格の取得も検討しましょう。何をどこまで揃えたらいいかをリスト化しておくと、行動がスムーズになり、予期せぬトラブルに見舞われるリスクも格段に減ります。
「とりあえず始めちゃえ」と走り出す勇気は大切ですが、無計画なまま走り出すと倒れるのも早いのが起業の怖さでもあります。十分な下準備をしたうえで一歩を踏み出すことで、成功への道をより確かなものにできるはずです。大切なのは、焦らずに“必要な知識とリスト”をしっかり押さえながら前へ進むこと。その先にこそ、自分らしいビジネスが花開く未来が待っています。
『できないと決めているのは誰かというと自分自身なんです。人は決めませんから。』
— 副業のリアルしか伝えないハチ (@hachi_realist) December 6, 2023
ー高田明#起業 #起業したい #フリーランス #副業 pic.twitter.com/qyt39Gny1i
「一番大事なことは、今を生きるということ。」ジャパネットたかたの創業者の高田明さんの言葉ですが、あなたもどこかで聞いたことがあるような言葉です。実際に、私たちは、一生懸命毎日を生きるしかありませんね。
「メッセージは全身で伝えることが大切なのです。
— ツカダ社長@ざなまけものセールス研究所 (@namakemonosales) May 15, 2023
カラオケマイクでも、私が一曲歌ったときと、
そうでないときでは、売れ行きはまるで違いました。」
驚異の日本最強のセールスマン
高田明社長 ジャパネット大躍進! https://t.co/2TI6zx3wwK
0から1、2、3。あなたのビジネス、事業拡大へ向けた流れ
起業をスタートする時、まず「0→1」に目がいきがちです。新しいビジネスを“形”にする瞬間はわくわくしますが、その一方で「1→2」「2→3」のプロセスでこそ本格的な勝負が始まります。たとえば、スティーブ・ジョブズがガレージで生まれたAppleを、世界的なテック企業にまで成長させたように、大きな成功には段階的なステップが必要です。ここでは、段階的にビジネスを拡げていくポイントを具体的な例とともに見ていきましょう。
0→1は検証と修正の連続
最初の起業や製品ローンチは、多くの人にとって「夢の実現」かもしれません。けれども、アップル創業初期のジョブズやウォズニアックがそうだったように、最初から売り上げを大きく伸ばすのは簡単ではないため、地道な検証を繰り返すことが鍵になります。小さく始めるメリットとしては、仮に顧客の反応が予想と違っても、すぐ軌道修正できる点が挙げられます。
たとえば、あるECサイトを立ち上げた起業家は、はじめは身近な友人やSNSフォロワーに商品を買ってもらい、意見を聞いて改善を繰り返しました。その結果、サイトの使い勝手や商品の見せ方がどんどん洗練され、1年後には同ジャンルのECサイトでも異彩を放つ存在に進化したといいます。最初の0→1のフェーズでは、成功も失敗も早期発見して修正できる柔軟さが何より大事です。
日本政策金融公庫がスタートアップへの支援を強化させ、無担保・無保証人で7200万円まで融資できるようになった。この混沌とした時代に起業家が増えるきっかけとなって欲しい。未来ある若者は一歩踏み出し、このチャンスを掴んでみるのも良いかもしれないよ。
— 三崎優太(Yuta Misaki) MISAKI (@misakism13) April 3, 2024
1→2は安定化と認知度アップ
商品やサービスが「一通り回り始めた」段階にきたら、焦点は「どう安定稼働させるか」と「どう多くの人に知ってもらうか」です。宇宙開発ビジネスで知られるイーロン・マスク氏も、最初に立ち上げたオンライン決済会社(後のPayPal)を世に浸透させるために、広告戦略やユーザー体験の設計に時間を注ぎました。1→2のフェーズでは、SNSや口コミサイトなどで着実に信頼度を高め、一定数のリピーターを作るのが肝心です。
一方、サービスを安定させるためには、受発注や在庫管理などの仕組みづくりを欠かせません。店舗運営なら、レジ周りのオペレーションを見直すだけで混雑時の売り上げが伸びることもあります。あるカフェ経営者は、レジ横の商品陳列を少し変えただけで衝動買いが増え、結果的に月の売り上げが1割ほどアップした例もあるそうです。
僕がアダアフィ始めたきっかけ
— アオヤマ@アダアフィ (@aoyama_121) November 25, 2024
ブログ半年鬼作業して0円
↓
動画編集:時給800円
↓
せどりで赤字
(ADHDすぎてちゃんとできない)
↓
青汁王子のyoutube見る
↓
アフィリエイトに興味持つ
↓
インスタアフィ(美容系)やる
↓
自己流すぎて1円も稼げない
↓
Xでたまたまアダアフィに出会う
↓
続 pic.twitter.com/sadRNRqAXe
2→3で多角化や多店舗、他拠点、新市場へ
ある程度売り上げが安定してきたら、更なる拡大を狙うチャンスが見えてきます。楽天を立ち上げた三木谷浩史氏は、インターネットのショッピングモールが軌道に乗った後、銀行や証券など金融系のサービスにも進出していきました。こうした多角化の背景には「顧客が何を求めているか」を的確に捉え、新市場にタイミング良く踏み込む戦略があります。
ただし、事業拡大は博打ではありません。綿密なデータ分析や小規模テストを経て、「本当にこれなら収益を伸ばせる」と確信が持てたときに踏み切りましょう。飲食店が2号店を出す時も、立地の客層や競合状況を徹底リサーチするだけで失敗リスクを大幅に下げられます。
旅館やホテルの2号店を出す時も投資金額が大きいので注意が必要です。製造業などの工場増設も慎重な判断が必要でしょう。
継続的な学習と改善が必須
大きな企業になった後も、経営環境は絶えず変わります。トヨタ自動車の創始者・豊田喜一郎氏、経営幹部の大野耐一氏が「カイゼン」を合言葉にしたように、止まらない向上心が企業を支え続けます。「2→3」の拡大に成功しても、そこからさらに変化に対応できなければ他社に追い抜かれる恐れがあります。
【名言】
— 知楽唄 テイク📂📄イチナナライバー (@shirabe_teiku) November 24, 2023
誰もあまりやらない、またやり難い事業をものにするところに人生の面白味がある。
byトヨタ自動車創始者 豊田喜一郎 pic.twitter.com/V4nmXJdCdX
あるアパレルブランドは、人気が出たと安心してオンライン販売の強化を怠り、結果的に後発のネット専門ブランドにシェアを奪われてしまいました。逆に、大手カレー店の創業者は「顧客の声を聞く」姿勢を徹底し、常にレシピや接客を更新することで長期的に支持を集め続けています。
私達は、「変化」に合わせて学び続けることで「次の10年」にも生き残る企業になれるのです。
本田宗一郎と豊田喜一郎の名言
— Almondfish🦈サメ子 (@realAlmondfish) June 18, 2024
こういう日本人離れしたチャレンジ精神が彼らの会社を世界的大企業にしたんでしょうね。 https://t.co/7f6H9zKV8k pic.twitter.com/MvFm62RB9w
この2025年以降の時代には、各業界各業種によって、必要なものは違うかもしれませんが、それでもやはり、「人工知能・AI」は、多くのビジネスマン、起業家にとって必須の新しいテクノロジーなのは間違いありません。
usutakuのAI講座中級編を受けてるのだけれども、本当にAIやばい。できる事がすでにこんなにあるとは。ますます格差が広がる気しかしない。
— 光希|税理士受験生|R7消費✏️ (@kouki190cm) January 30, 2025
格差の大きな分岐点は「パソコン」だ。
若い頃からパソコンを使えるのか。ネットと触れ合っているのか。そして、AIツールと関われるのか。… pic.twitter.com/Gf27IH3lfe
まとめ
事業が0から1になった瞬間は、たしかに大きな喜びです。でも、1を2、2を3へと育てる過程でこそ経営者の腕の見せ所が問われます。アップルのように小さなガレージから世界に飛躍した例もあれば、地元のパン屋が2号店以降の戦略ミスで苦戦する例もあります。
要は、どのステージでも“試行錯誤と改善”を怠らない柔軟性が成功を左右するといっていいでしょう。
この3段階を理解すれば、焦ることなく「まずは0→1を早めに動かし、その後じっくり安定と拡大を狙う」戦略を立てられます。急いで大きくしすぎて負債に苦しむより、着実に小さな成功を積み重ねている方が、長期的には強いビジネスとなるはずです。自分のビジネスがどのフェーズにいるかを意識しながら、次の一手を考えることで、腰を据えて成長できる企業へと変貌していくでしょう。
ご紹介ありがとうございます!
— 佐々木紀彦@PIVOT ビジネス映像メディア (@norihiko_sasaki) October 17, 2021
福沢諭吉は「学問」による立身出世を説きましたが、今は「起業」こそが下剋上を起こし、社会を変えられる手段ではないかと感じています。
米国に限らず、世界の多くの国でも、有志がどんどん起業にチャレンジしていますので。 https://t.co/sIaXZnvktv
「起業するために必要な事」 このブログ記事のまとめ
起業は「思い立ったが吉日」とも言われますが、実際にはしっかりとした準備と計画が求められる道のりです。本ブログ記事では、起業の第一歩から事業拡大までの流れを具体的に解説しました。最後に、起業を成功させるために押さえておきたい重要なポイントを整理しておきます。
起業の成功には準備と行動のバランスが重要
起業を成功させるには 「計画的な準備」 と 「迅速な行動」 のバランスが不可欠です。どんなに素晴らしいアイデアがあっても、行動に移さなければ成功にはつながりません。一方で、十分なリサーチや市場分析をせずに突き進むと、大きなリスクを背負うことになります。
- ファーストステップ:自分の強みや市場ニーズを理解し、小さく始める
- 資金計画:無理のない範囲でスタートし、成長とともに投資を増やす
- 営業力:売上を伸ばすには、セールス力が不可欠。質問力やストーリーテリングを活用する
- 成功する業種の選び方:市場のニーズを見極め、自分の得意分野と掛け合わせる
- 一人起業のリアル:自由な働き方と引き換えに、収入の不安定さや孤独にどう向き合うか
- ビジネス拡大のステップ:「0→1」「1→2」「2→3」の流れを理解し、適切な戦略を立てる
AIを活用して、より効率的な起業へ
本記事でも触れたように、AIは起業家にとって強力な武器 になります。
- 市場調査の効率化:AIで顧客のニーズを分析し、競合との差別化ポイントを明確に
- 営業支援:AIによるデータ解析で、ターゲット層に合ったセールスアプローチを製作
- アイデア創出:ChatGPTのようなAIを使い、壁打ち相手として思考の整理に活用
AIを積極的に取り入れることで、時間と労力を削減し、よりクリエイティブな部分に集中 できる環境を整えましょう。
まとめ:起業は「小さく始めて、大きく育てる」
成功した起業家たちは、最初から完璧な状態でスタートしたわけではありません。「まずは一歩を踏み出し、改善を繰り返しながら成長する」 ことが共通の特徴です。
どのような事業でも、
✅ 顧客のニーズを理解する
✅ 無理せず、できる範囲でまず始めてみる
✅ 市場の変化に対応しながら事業を育てる
この3つを意識することで、持続可能なビジネスへと成長させることができます。
最後に、起業とは「自分の人生をデザインすること」でもあります。自由と責任を持ち、自分らしいビジネスを築いていきましょう。 あなたの挑戦が、より良い未来につながることを願っています。
- 顧客のニーズを的確に把握し、価値ある商品やサービスを提供する
- 営業力を高め、効果的なセールス手法を身につける
- AIを活用し、市場分析や業務の効率化を図る
- 資金調達の選択肢として融資や補助金を検討する
- 事業の成功には継続的な学習と改善が必要
- 一人起業のメリット・デメリットを理解し、適切な戦略を立てる
- 適切な業種を選び、なるべく競争の少ない市場を狙う
- ストーリー性を持たせたブランディングでファンを増やす
- 法務や会計の基礎を学び、適切な手続きを行う
- 事業の拡大は一気にやらないで、「0→1」「1→2」「2→3」の流れを意識する
- 起業は自由と責任の両立であり、自分のビジョンを明確に持つ
スポンサーリンク
コメント