京都のカフェ茂庵、南国石垣島でポジショニングや独自性を考える。

目次

ポツンと一軒家カフェに学ぶ、独特なポジショニング

京都吉田山のポツンと喫茶店。なんと大行列の待ち時間30分。

先日、京都でおもしろい景色を見ました。京都市左京区にある吉田神社の吉田山。京都大学のすぐ近くで、銀閣寺や哲学の道にもほど近い所です。そこの山の中にぽつんと一軒家ではないのですが、一軒だけ山の上に喫茶店があります。

山の中のカフェ。大変混雑していました。
山の中で大混雑。
セールスの新たな発見です。

山の上にあるので、有名な吉田神社が近いとはいえ、「この景色が最高だ、絶対に、お客さんがやってくるぞ。」とか何か確信を持つか、また自分を信じないとこの山の上の立地では、怖くてなかなか出店できません。
ラルフ・ウオルド・エマーソンではないですが、徹底した自己信頼が、「成功」というものを呼ぶのでしょうか。

その吉田山の中で、京都の自宅からも近いこともあり、散歩がてら紅葉を楽しみながら少し汗をかきかき、この茂庵さんをめざして、小高い吉田山をのぼっていきました。すると目が点。なんと、山の上の喫茶店なのに大行列ができているではありませんか。待ち時間30分とのこと。その間、周辺を散策することにして、お店の中に入りました。

京都の綺麗な景色が見えるのがわかりますか?

こんな山の上なのに、大変混雑している様子に驚きました。

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東京商工リサーチさんによると、2019年1-8月累計の「喫茶店」の倒産は42件。確かに、スタバやコメダやドトールさんに押されて喫茶店業界が苦境なのはわかりますが、やはり最近も喫茶店業界は本当に大変とのこと。

しかし、この茂庵さんの立地、文字通りのポジションにはなるのですが、やっぱり競争が激しい業界やエリアでは
普通のことをやっていては、難しいいんだなと。逆に、これだけ変わった、ポツンと一軒家みたいな場所で、大行列なわけですから、普通のことをしていては、希少性がなければ、ここまで流行るのだろうかと。。。

何か自分の商品やお店のポジションを、文字通り物理的にかえるのか、それとも物理的なハードは限界があるので、ハードの変化ももちろん頑張りつつ、ソフト=文化=コンセプトをがらっと、今とは何か違うポジションにしていくのか。

特に内需型のサービス業界はこれからの人口減を見据えて考えると、中長期的には自身のポジショニングを
ハード、ソフトともに考えないと、なかなか厳しいです。今回の茂庵さんの事例は、あらゆる商売をする人にとって、
結構、参考になる事例でした。
カフェだらけの京都の中で一種独特の立地、他の喫茶店にはないお店からの見晴らし、そして落ち着いた雰囲気を放っていました。店内の照明も暖色系のノスタルジーな雰囲気を出していてグッジョブです。(笑)

京都 茂庵さんのノスタルジーな照明もいい感じです。

京都市左京区、吉田神社の山の上の茂庵さん。景色もきれいで、一度、行ってみる価値はありますよ。キャラメルソースがかかったアイス、コーヒーとめっちゃあいました(^^♪

僕が経営する石垣島のリゾートヴィラで経営を考える

我田引水ですが、私の経営する沖縄県石垣島の南十字星リゾート「石垣島 ザ ミヤラガーデン(THE MIYARA GARDEN)」。

楽天トラベル 石垣島 ザ ミヤラガーデン
じゃらん 石垣島 ザ ミヤラガーデン
石垣島ザミヤラガーデンのホームページ

ここは、数ある南国石垣島のヴィラ・コテージタイプの宿泊施設の中でも、独自の売り(USP)をたたせて、お客様のお役に立てる、他社さんとは違うポジショニングをとっています。

あっ、ちなみに沖縄県の石垣島ですが、2018年度のトリップアドバイザーさんの調査で、「人気上昇中の観光都市」で世界一位に選ばれています。すごいですね。

「人気上昇中の観光都市」は、トリップアドバイザーに投稿された1年間の世界中の旅行者の口コミをもとに、前年と比較して口コミでの評価や注目度が特に上昇した観光都市をランキング化したものです。2012年から6回を数える2018年は、沖縄県の『石垣市』が世界ランキングで一位を獲得しました。世界中の観光客の多くが石垣市での滞在に満足し、また訪れてみたいと強い関心を持っていることが明らかになりました。ランキングはこのほかに、アジア、ヨーロッパ、南米、アメリカのランキングも発表しており、アジアのトップ10では岐阜県の『高山市』が2位に選ばれています。

沖縄県の石垣島を中心にした八重山エリアのデータですが、コロナ前の2018年は約137万人の観光客数。石垣市の人口が約5万人ですから、人口の約27倍。多くのビジネスが行われてる中で、石垣島では、当然、僕の仕事の観光業、宿泊業も、新規OPENのホテルやヴィラなどの競争に巻き込まれています。(京都の観光業界よりはましかもしれませんが・・・(笑))

どこに行っても、何をしても、ビジネスは、競争競争です。
その中でも、お客様に選んでもらって、頑張っていかなくてはいけません。

あなたのビジネスも、普通は、競争にさらされてしまっていることが、殆どでしょう。

飽和社会や成熟社会での生き残り策「ブランド≒独自性≒あなただけの魅力」

仕事。売り上げ、利益の上げ方について考える

これを書いている時点で、コロナもようやく終わりかけて、日本は株高、物価高、少子高齢化、成長産業が出ず、中国のプレッシャーにさらされている状態です。また、アメリカからは、人工知能ChatGPTのサービスがもたらされて、毎日、ニュースをにぎわしています。僕は、日本の政治も経済も治安も、残念ながら、そんなによくない状態だと判断しています。

でも、頑張って、ビジネスもしなくてはいけません。

また、世の中がどうあろうが、自分が幸せに生きる、ということには、関係のないことです。世の中のいい点は、享受すればいいと思いますが、悪影響は受けすぎてはいけません。自分は自分で目一杯生きて、世の中に富や豊かさや幸福を、還元するのみです。

京都哲学の道 西田幾多郎の石碑
日本の哲学者。京都学派の創始者。京都大学名誉教授 西田幾多郎

京都の僕の自宅近くに哲学の道があります。
そこに、西田幾多郎さんの石碑があります。ビジネスマン、経営者、起業家には大変参考になる言葉が刻まれています。

人は人 吾はわれ也 とにかくに 吾行く道を 吾は行くなり

学者の方から、こんな骨のある言葉が出てくるなんて、面白いですね(笑)。

ビジネスに生きる人にとっては、これも真実。また、競合他社研究、ライバル研究、顧客理解、顧客のニーズ、ウオンツを深く考えることも必要。そしてまた、自分の、あなた自身の、できることに集中して、自分の道を行け、ということなのでしょう。1人でできることは限られています。自分の得意なことか、大好きなことか、人より抜きんでてることで、ビジネスをするしか、基本的には自分を生かす道はありません。。。

結局、真の意味で、表の数字も裏の人生の意味も、自分の得意なことか、大好きなことか、人より抜きんでてることで、ビジネスをすることが、理にかなっていますよね(笑)。反対に、自分の不得意なこと、すごく嫌なこと、人より劣っていることで勝負してはいけませんヨ(笑)。

これが、あなたの売り上げや利益の上げ方です。

あなたの魂の活かし方。ビジネスの売り上げ利益の上げ方
自分の得意なことか、大好きなことか、人より抜きんでてることで、仕事をする。ビジネスをする。企画を作り、行動する。それが、天命、使命、世の中の理にかなっています。反対に、自分の不得意なこと、すごく嫌なこと、人より劣っていることで勝負してはいけません。まったく、非生産的で、非合理的で、楽しくないことです(笑)

自分のやっている仕事が生き方が、「人助け」に結び付いているなら、物心共に充実します。

俺には何もない、私には何もない、という方は、是非、「人助け」「人の役に立つ」ことをやってみて下さい。必ずあなたにいいことが起きます。人の笑顔を見たり、人から感謝されれれば、あなたはきっとその仕事が大好きになるでしょう。

このtweetは言うまでもなく、東日本大震災の原発事故に関するtweetです。仕事は、決して、楽しい仕事や、ワクワクするようなものだけでなく、このような大惨事に関しても、命がけで戦うような仕事もあります。これは、本当に、「人助け」(だけでなく、日本国の存亡にかかわるような戦い)という、尊い、天命使命だったのでしょう。
もちろん、原発に関しては、こういう大地震に関しての想定が甘すぎた、という意見もあろうかと思いますが、とにかく現場で、日本壊滅の危機と戦ってくれた、吉田所長、現場の方々に、感謝しかありません。

当時、僕も、あぁ、これで、東日本が終わるかもと、固唾(かたず)をのんで、見守っていました。

小規模、中小零細、個人企業の経済的弱者の生き残り方。

中小企業の7~8割が販売不振で倒産したり、事業継続が不可となっています。

僕たちみたいな、中小零細企業、個人企業は、慢心せずに、常に勉強しなくてはなりません。マインドも強く持たなくてはいけません。僕も新しく、石垣島にリゾートヴィラをOPENするにあたって、独自の売り(USP)、ポジショニング、自社自分の価値、お客様に何が喜んでもらえるかを、考え、アイデアを再構し、ライバル企業などからヒントを得ました。

今回、新しくOPENした石垣島ザミヤラガーデン(石垣島THE MIYARA GARDEN)
沖縄県の観光客数が1000万人を突破し、観光地として極光を浴びている中、当然、ホテルや宿泊業者もたくさんふえてきている中での開業になりました。(コロナで、経営が危ないかと思いきや、新規開業も増えています。観光宿泊業が、ある種魅力的なのでしょう。)

結局、小規模、中小零細、個人企業の経済的弱者の生き残り方は、ある種、道徳的には正攻法で、でも、マーケティングとセールス的には、ゲリラ的な、大手の競合他社、強いライバル会社に負けないような、お客様に新しく喜んでもらったり、面白がってもらったり、新鮮に感じてもらったり、気づいていなかった「そうそう、私、これが欲しかったのよ。今まで、なんで、こういう商品やサービスがなかったのかしらねぇ。。。」みたいな、その独特なポジショニング、ユーモラスな独自性、魅力的なブランド力が必要になってきます。

いくら競争があっても、お客さんがいっぱいいて、かつ、市場の需要(お客様からの、それ欲しい、それ下さいというニーズ)が、右肩上がりだったら、いいんです。なんだかんだいっても経営は楽です。そうじゃない時、人口減や消費人口以上の過当競争が、あなたの周辺で始まってしまったとき、どの商売も、人生も大変になってしまうのです。

基本的に、参入障壁が低いビジネスも危ないです。例えば、お金さえ払えばすぎできるような、フランチャイズビジネスです。高級食パン、唐揚げのテイクアウト店、タピオカドリンク、コンビニエンスストア。。。また、どこにでもあるような飲食店、ラーメン屋さん、ハンバーガー屋、アイスクリーム屋さん。。。なかなか、厳しいです。

そこで、結論から言うと、その激しい競争を勝つのに必要になるのが、ブランド≒独自性≒あなただけの魅力
がどうしても、必要になってくるのです。あなた自身やあなたの商品はどうでしょうか?ブランドや独自の売りや、あなたのオリジナリティ、あなただけの魅力を育てられているでしょうか?

仮に、すごい技術や、すごい発明がなくても(言うまでもなく、あなたの商品やサービスの価値は上げた方がいい)、その目の前のお客さん、顧客にとって、最高の愛情を注げば、それだけでも、ある種の、独自化、差別化、希少なポジションがとれます。お客さんにとっての特別な存在、特別な会社になれるわけです。はっきりいって、頭も普通、技術や商品力も普通なら、あなたの人間力、愛情で、勝つしかありません。

それが、ソフトの力です。ここは、バカにせず、大切にしましょう。

ゲリラマーケティング的な、ポジショニングやUSPも大事。でも、当たり前のことを当たり前にする、人助けや愛情をもって経営するという素朴な善行も、あなたの経営を助けます。本当、こざかしい、売れたらいいとやとか、今だけ、金だけ、自分だけとかいう会社や個人は、市場から退場してほしいです。

恋愛もそうじゃないでしょうか?(笑)自分自身にオリジナリティがあり魅力があり、ブランドがあれば、恋愛は比較的、楽ではないでしょうか?(笑)同時に、人間としての当たり前の道徳心や、人間性、善行が、お互いにとっての魅力や安心感につながるはずです。

ブランドがあると強いです。車のフェラーリ、ポルシェまた服飾宝飾品業界のティファニー、ルイヴィトン、エルメスなど。ブランドという言葉の中には、「信頼関係」「時間」という概念が入ります。ある程度の長い時間をかけて、絶対的な信頼があり、高品質なものといった定義でしょうか(笑)。各業界に、ブランドになっている人もいますよね。弁護士業界でこの問題なら、この弁護士先生とか、この建築家の先生のデザインや設計は間違いがないとか。。。

さて、話を戻しまして、我が石垣島ザミヤラガーデン。

石垣島ザミヤラガーデンの魅力とポイント。あなたにも参考にしてほしい。

4つのコンセプトの組み合わせで、オリジナリティを生み出しています。

プライベートプール×②バーベキュー×③スイートルーム×④1棟完全貸し切り
             ↓
       あなただけのリゾート邸宅
             ↓

 「石垣島 ザ ミヤラガーデン   THE MIYARA GARDEN」

というわけです。

この新しいコンセプトのかけあわせで、最高にお客様に楽しんでもらおう、と意図されているのです。
最後の「お客様に楽しんでもらう!」ここが結局一番大切ですね。

お客様に楽しんでもらう、メリットを提供しようというマインドの中で、いくつかの特徴やコンセプトをかけあわせれば、新商品、新サービス、売れる企画ができます!あなたも試してみて下さい!

どんな経営者、商売人、セールスマンでも最後のこのマインドが強ければ強いほどいい。目に前のお客様を喜ばせたい、ここが全ての経済活動の中で最重要ですね。もちろん、色んな人間関係、恋愛もそうかもしれませんよ(笑)

目の前の恋人や家族に喜んでもらう・・・ね(笑)

目の前の誰かに絶対よろこんでもらう・・・ここから色んな商品、商売、ブランドの第一歩がスタートしているのではないでしょうか?それをあなたが真剣に考えた時、新しい発想や新しい商品、サービス、ブランドの第一歩が始まるのだと思います。

そして。「時間」×「信頼関係」。あなたのいいなあと思うコンセプトを掛け合わせてみて下さい。そして目に前の大切な誰かに喜んでもらえるか、真剣に考えてみましょう。

京都の驚異のおまんじゅうやさん。多分、世界一並んでるすごいまんじゅう店。

京都出町 ふたばというすご~~~~い大行列のおまんじゅうやさんがあります。家から車で8分くらいなので、良く買いに行きます。おいしいんです。まじで。素朴で、めちゃくちゃおいしい(笑)。もう、売れまくってるし、きっと社長の年収は何億円だろうし、もう、おまんじゅうといえば出町ふたばなので、すごいブランドです。

ここは純粋な商品(まんじゅう)の美味しさと、長い時間をかけた信頼関係があって、ここまでのブランドになっているのでしょう。さて、僕たちが、あなたが、お客様から選ばれ続けるためには、何をしなければならないでしょう?例えば、いちご大福はなぜできたのでしょう?日清カップヌードルは、なぜ生まれたのでしょう?僕たちは、過去の大ヒット商品や、売れてる商品やサービスから色んな学びをえれますね。

僕たちの挑戦は続きます(^^♪

この「僕たちが、あなたが、お客様から選ばれ続けるためには、何をしなければならないでしょう?」という、問いかけが、あなたにお役に立てたら嬉しいです。さあ、自分を信じて、最大限の自分の力を発揮しましょう!

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